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「ベトナムは釣り天国?」その12(ビナBOO2012年8月号)

コンダオへ釣りに行ってきた。ブンタウ沖約200 キロに浮かぶ島々 で、そこから漁船を漕ぎ出し、狙うはサワラやハタ、クイーンフィッシ ュ(イケカツオ) といった大物たち。ベトナムの釣り師にとっても夢 の釣り場だ。  

この島で釣りをするのは2007 年以来。前回はシーズン外れに無 理矢理出航し、大荒れの海の上で生きるか死ぬかの辛い思いをし た。今回は慎重に時期を選んだから、間違いはないはず。この5 年間で島の釣りがどのように変貌を遂げたかが楽しみだったが、い きなり出鼻をくじかれた。私たちが乗り込んだ船は、5年前と全く同じ。 トイレもシャワーもない、そのまんまの漁船。ここで3泊4日、寝て 起きて食べて釣りをする。海はいい。景色も素晴らしい。夜になる と満天の星だ。それでも楽に慣れた日本人には辛い釣りだ。日本 の友人はまだ誘えそうにない。  釣り場でも、コンダオは今も昔も変わっていな
日本語=「ベトナムは釣り天国?」その11(ビナBOO2012年7月号)

船からクロダイを狙っていた僕の竿に、大きな魚がかかった。最 初、海底にルアーが引っ掛かってしまったかと思うような重さがあり、 やがてその「海底」は力強く走り出した。使っている道具は大物向 きではない。柔らかい竿で耐え、細いラインで慎重にやり取り。海 面近くに浮き上がったとき、濁った水にチラリと白っぽい魚体が見え 隠れした。これは憧れのバラマンディ、しかも10 キロオーバーの大 物間違いなしと、船上は大騒ぎになった。
「ベトナムは釣り天国?」その10(ビナBOO2012年6月号)

今年も春のバラマンディシーズンがやって来た。ベトナムの友人 からは、10 キロを超えるビッグサイズを手にした写真が次々と届け られる。嫁のお腹の子が外界に出てくるまでには、まだもう少し日 があるようなので、釣り場周辺に無理矢理仕事の用を作り上げ、い そいそと飛行機に乗り込む。着いてみると、先月号、先々月号の「ベ トナムのハマちゃん」シリーズで紹介した、H さん、A さん、ロ● TENRYU さんの姿もそこに。やっぱり、いっしょだったか。
「ベトナムは釣り天国?」その9(ビナBOO2012年5月号)

ニックネームは「ロ●TENRYU」さん。大好きだという、日本の有 名釣り竿メーカーにちなんで付けられた。が、あまりの釣り道楽、 道具道楽振りに、奥さまの雷が落ちた。しかも、とびっきりの激し いヤツ。怒りに我を忘れた奥さんは、夫が釣りに行くのを阻止すべく、 部屋にあった高級釣竿を次々と折っていった。

 しかし全部折り終えたところで少し冷静になり、残ったリールなど は後で売り払って金にしようと、ロッカーに詰め込んでカギをかけ、 夫を放置して外出した。
「ベトナムは釣り天国?」その8(ビナBOO2012年4月号)

ベトナムに来てはや1年。が、事前に計画したようなペースで釣り には行けていない。何事も思ったように進まないのがこの国である が、計画倒れの原因は家庭内にある。昨年8月、妻が第3子を 妊娠していることが分かり、以来、釣りはなるべく自重しているのだ。  妻の妊娠時に釣りを控えるのは、過去に苦い経験があるから。 うちの長男はタイに住んでいた時に産まれたのだが、出産予定日 が迫ったある日の医師の言葉。妻には「子宮口が◎センチ開き出 産までわずか」と聞こえたらしいが、僕の耳にはどういうわけか「子 宮口がまだ◎センチしか開いてないので、あと1週間は大丈夫」と 聞こえた。すぐさま「パパになって自由を失う前の悪あがき」とい うことで、ミャンマー国境のダム湖へ2泊3日の釣り旅に1人出発。 以来、この話は、妻が「うちの夫は家族を顧みない釣りバカである」 と語る際の最初のエピソードとして使われている。
「ベトナムは釣り天国?」その7(ビナBOO2012年3月号)

前号では、秘密のポイントへ出掛けたものの、自分たちが釣るは ずだった雷魚を電気ショック漁師に根こそぎ持っていかれたという話 をした。水辺における釣り人と漁師のトラブルは万国共通の問題で ある。しょせん道楽なのだから、釣り人はできる限り生活のかかっ ている漁師の邪魔をしてはいけない、というのが基本的なルール。 しかし、違法な行為を行っているとなると、話は別だ。
「ベトナムは釣り天国?」その6(ビナBOO2012年2月号)

ベトナムで初めて雷魚釣りに行ったのは、仲間内で「フン・カーロッ クさん(雷魚のフンさん)」と呼ばれる名人のささやきがきっかけだった。 「いやもう、笑いが止まらないほど釣れる秘密の場所がある」。  が、大作家にて釣り師の開高健も著書に書いてある。「釣り人に話 をさせる時は、両手を縛っておけ」と。釣った魚の自慢をしているうち に両手はどんどん広がり、30 センチだった魚がいつの間にか1メート ルになっているからだ。もはやこの手の話に尻尾をフリフリ付いて行く ウブな子犬ちゃんではない私だが、「しかしもし本当だったら・・・」 などと逡巡しているうち、気が付けばやっぱり釣り場へ向かう車の中に いた。
「ベトナムは釣り天国?」その5(ビナBOO2012年1月号)
今の若い人たちがルアーを始めるきっかけはブラックバスやアオリイ カが定番だが、1970 年代に始めた僕らオジさんの場合、最初の獲 物は雷魚だったりする。そう、ベトナムではしばしば料理にも登場する、 あのヌルっとしたヘビのような魚。まだブラックバスが限られた地域に しか生息せず、海のルアー釣りも未開拓な時代。釣り雑誌主催の「雷 魚ダービー」なるものが毎年開かれ、みな幻のメータークラスを狙って、 カエル型ルアーをヒシ藻が茂った水面を転がしたのだった。

 雷魚がいると、付近の藻がモワーンと不自然に揺れるのですぐ分か る。カエル型ルアーの動きを止め、足を模したゴムが震えるよう微か にアクションを加える。バフっという補食音とともに、激しく割れる水面。 1 、2、3で大きく合わせ、あとはリールを、巻く、巻く。時には1メ ートル近い魚体を絡まった藻の固まりごと引っこ抜くので、竿は鉄筋の ように堅く、糸はローブのように太い。その道具に負けない身体作り のために、雷魚マンはシーズン中、腕立て伏せを毎日100 回欠かさ ない。いや、これは本当の話。そこまで釣り人をストイック、マニアッ クにする何か特別な魅力を、この魚は持っている。
「ベトナムは釣り天国?」その4(ビナBOO2011年12月号)

バラマンディを求め朝から暮れまで歩き回ったが何ら成果はなく、 夕食を食べるとさすがに疲れがドッと出た。潮風と汗で体はベタベ タ。すぐ近くのホテルでさっぱりシャワーを浴びて、夜はぐっすり・・・ などとベッドに向かうこちらの心を見透かすように、ガイド役のH 氏 は「No Sleep ! All night fishing !」と言って、にやりと笑った。こち らの釣り人は、体力の続く限り、1秒を惜しんで釣りを続ける。み んながそうなのか、あるいは僕の友人だけなのか、とにかく遊び を覚えたばかりの子供のようだ。
「ベトナムは釣り天国?」その3(ビナBOO2011年11月号)

写真は、バラマン ディを狙った、先月 の釣行のときの風 景。魚があんまり釣 れないのであきらめ、 水遊びをしているわ けではない。誤って 引っ掛かってしまった ルアーをはずしに潜 っているのだ。こちらの釣り人は、海中の岩などに根掛かったルア ーを懸命に回収する。北部の冬で水温が落ちていても、波がザッ ブンザッブン命の危険を感じるほど高くても、時にはパンツ一丁に なって3メートルくらい平気で潜る。
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